機関部のシゴト
株式会社大幸って何をする会社?「船の内部の健康を
守っています!」
船が安全に運行し続けるためには、不具合の個所・破損の点検修理、つまり健康診断と治療が必要です。私たちは、この「船の人間ドッグ」を行っています。
船の機関部は、人間で例えると心臓や肝臓・腎臓などたくさんの臓器が詰まっている場所です。これらの様々な機械を正確にメンテナンスするには、たくさんの経験と豊富な知識、高い技術が求められます。部品一つの不具合やほんのちょっとのミスが、命取りになったりするのです。
仕上げ(回転するもの)=機関にあたります。
海上運転(試運転)を行い、演習に耐えられた時の達成感は格別です。
機関部の仕事内容
各機関の仕事内容をご紹介いたします。
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動力機関
船の心臓外科医
船の原動力であり心臓部分にあたる主機(メインエンジン)は、昼夜問わず動いており、車とは比べものにならないぐらい酷使され続けています。
そのため、部品一つひとつを分解し、丁寧に清掃・点検を行い、新品のように元通りにしていきます。
船内補機
メインエンジン以外の内臓担当医
主に船の機関室にある臓物部分にあたる機器。エンジンを動かすなど、航海に必要な動力、または船内生活環境を補助をする機器がいろいろあります。
空気圧縮機・発電機・ポンプ・バルブなどをバラバラに分解して、点検・整備します。
細かい機器がたくさんあるため、各々の機器に異常はないか点検して、船内生活に困らないよう整備します。
熱交換器
船の血管のメンテナンス担当
主に機関室にある各機器の動く力で熱せられた流体を、隔離された海水を利用して温度を下げる機器です。
海水などの付着物を取り除いて、冷却異常を起こさないようにメンテナンスします。
甲板機械
甲板上の機器のメンテナンス担当
船の甲板には様々な機器が設置されています。アンカーを動かす装置や船をロープで岸壁に繋ぐ装置、荷物を積むためのクレーン、緊急時に使用する救命艇などをメンテナンスします。
常に海水、雨風にさらされているこれらの機器は傷みやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
船底機械
船を動かすための手足となる動力担当
海の上を航海するために必要な、船の底に付いている機器。プロペラや推進器・スタビライザー・スラスターなどをバラバラに分解して、点検・整備します。
海の底でたくさんの貝殻や藻がこびりついたプロペラも、ピカピカになるまで磨き上げます!